Minstrel☆Sanctuary

水晶

 
春泥を大きく跳んで迷ひ込む

薄氷のくらげのやうなふたりかな

蛇穴を出て惑星の水を呑む

青空に触れつつ雛流しけり

うちかさなりてはくもくれんの青

壁といふ壁の無くなり燕来る

靴放りなげてロミオの謝肉祭

わが内のさくらのうねり睡りても

まだ雨に慣れない蝌蚪の国があり

水晶となるまで青き踏んでをり





河4月号  ハルキジム  2007
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by minstrel1209 | 2007-03-10 19:05 | poem