Minstrel☆Sanctuary

昼過ぎのシーツを泳ぐ金魚かな  春樹


ふと、マティスの金魚を想起させる。

滴る赤、透く緑。

硝子を通して閃く炎昼の影がシーツに泳ぎ、

ボサノバ的気怠さを漂わす。

浮游する金魚こそ、エロスとタナトスの象徴だ。

作者の魂の在処が、時空を揺らぎはじめる刹那。
            




河7月号 一句鑑賞 2008.7




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by minstrel1209 | 2008-07-13 21:12 | review